« 日本はブラジルに勝てるか | トップページ | ガンバルチカラ »

早実の斎藤はなぜ4連投しなければならないのか




たぶんもう誰もが思ってていろんな
いろんな人がいろんなブログに書いてるけど
武藤さんのブログと同じように 
自分も野次馬の声でしかないけれど私見。

blog武藤文雄のサッカー講釈





まず思ったのはこの問題ってそんなに問題なのかな?ってこと。

選手は(多分にまわりの期待という名のプレッシャーがありながらも)
本人の希望で、あの場に立って投げている。投げ続けている。
降りようと思えば降りられるし、イチローや中田だったら「次があるんで」
って言って辞めれるかもしれない。





でも、普通の高校生にとっては
ひょっとしたら報われないかもしれないその一瞬のために、
他の高校生が普通に楽しめる遊びも何もかも捨てて
野球に(その言葉通り)賭けてきて、目指していた試合。

『オヤジにとっての全盛期はいつだよ。全日本のときか?俺は今なんだよ』

スラムダンクの花道の言葉。
 高校野球ってスラムダンクの山王戦なんだと思う。




高校野球が 魅力的で 人を惹きつける限り 
この問題は変わらないし 誰も変えようとしなくなる。

必死さ や 懸命さ 高校三年間を野球に賭けてきた選手の

その命が燃え尽きる瞬間を楽しむ人がいる限り。

 
自分がもし 同じような境遇だったら どんな怪我をしていても
プレーヤーとしてマウンドに立ち続けたいと思う。




それは血反吐を吐きながら提案書を書いてる営業も
不眠不休でプログラミング打ってるPGも
特攻隊として神風に消えていった先輩たちも同じ。

『そんなに苦しいなら辞めたらいいじゃん?』

でも、人生が短いということを 生まれたときから自覚させられているから
いつか 自分の命を燃やす その舞台を求めたいと思う。

1人の人間にとって それが高校野球なら それでいいんじゃないかって。

そう思えなきゃ オヤジも あそこで花道をコートに戻せない。

と思う。勝手にね。一人の選手としての私見です。








でも、スポーツとして 武藤さんと同じように 
誰もがずっとスポーツを楽しめるような。
そんなスポーツの環境を作るために、そして
「スポーツ全体の発展」のための共通理念を持つためには
高校野球は変えていかなきゃいけない 




スポーツが すべての人の人生を豊かにするためには
 スポーツに命を賭けるようなそんな選手は出てきちゃいけない。

ただ単に 夏の風物詩として 
誰かの人生が 誰かの消費のために捨てられていく
まるで古代ローマのコロシアムで 
奴隷同士が命を賭けて殺しあう試合を 
クーラーの効いた部屋で楽しむような。




それが今の高校野球。
それはもう スポーツと呼んでいいのだろうかと。 

スポーツの可能性を信じてる一人のスポーツ好きとしての私見です。








そんなわけで相反する2つの思いがこんがらがってます。

どちらかといえばスポーツに何か自分の人生のようなものを
重々しく賭けてしまっているようなものなので。

高校球児を 羨ましくも思うんです。




サッカーの代表やプロ野球を見ていても
こないだのバスケのニュージーランド戦を見ても
「もっと頑張れよ」「もっと走れよ」って言ってるし。
金メダルを掲げた その選手の涙を見て
美しいと思って 自分も泣いたりしています。




殴り合いの無くなった 近代の世界に生まれたスポーツ




高校野球の連投に これほど議論を挙げるのであれば

格闘技は勿論のこと、モータースポーツや
マラソン(ランニング)における年間の死者数を
もっと問題視すべきだと思う。

サッカーでも試合中に命を落とす選手がいる。
ラグビーでも野球でも。 そしてそれはいつしか美談として語られる。

スポーツは潜在的に そのジレンマから抜け出せないんじゃないか。




誰かが感動するために 楽しむため 興奮するために
そして一瞬の涙を流すためだけに

 死と隣り合わせにある 一人の選手が自らの人生を賭ける

それが 今のスポーツに求められていることなのか。

高校野球の季節になると いつもそんな想いに悩みます。








そんなわけで論争議論大歓迎。ネットでも飲み屋でも。
答えなんてないのかもしれないけど、こんな話をするのが好きなので。
(ただし最近は体調と財布の中身次第...)

『変えなきゃいけないのは分かってるけど、変えていいのかわからない』
いろんな問題って はじまりはみんなここから始まるんやろしね。





|

« 日本はブラジルに勝てるか | トップページ | ガンバルチカラ »

2・スポーツ見聞録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 日本はブラジルに勝てるか | トップページ | ガンバルチカラ »