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女子サッカーの活性化なるか

「今回の女子サッカーの盛り上がりが、これからの永続的な活性化へと繋がるか」

結論から言うと、「今のままでは無理」

確かに国立に3万人集まった。観に行った誰もが感動した試合だったと言っていた。そこに目を付けた広告代理店がワールドカップの時だけつるんできて「金のなる木」に見立てあげるかもしれない。テレビ局やスポンサーもつくだろう。

今の男子サッカーや他のスポーツに見出すことの出来ない「懸命さ」「頑張り」はある意味Jリーグ創設期の選手達に似ているのではないか。それは大部選手の言葉にも表れている。「女子の選手というのは、試合前、いつもふたつのことを考えています。 ひとつは、この試合に勝つということ。もうひとつは、女子サッカーのためにも負けることはできないんだということ」

アテネまではおそらくこの波は続く。

しかしその波を継続させるには、今の女子サッカーを取り巻く現状は脆い。
プロスポーツの普及には「選手人口の拡大」「エンターテイメントとしての面白さ」が必要不可欠である。

女子サッカーの持つエンターテイメントとしての面白さ「頑張り」「懸命さ」は女子サッカーがメジャーになっていくほど薄れていくという危険性があり、尚且つ選手人口は男子と比べてまだ少なすぎる。

今回の波では、日本サッカー協会は機を逸した。
この盛り上がりを予想していたのであれば、もう少し早く選手人口の拡大に手をつけておくべきだった。

ただ、4年後にもう一度この盛り上がりがくるかもしれない。北京五輪である。
その時には今の普及活動が進み、小学生の将来の夢に「女子サッカー選手」という言葉が出ていれば。

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マイナースポーツはニッチ産業である

誤解を恐れずに言うと
マイナースポーツはニッチ産業でであると同時にサブカルチャーでもある。

それは「マイナーであるがゆえにそのスポーツを好きになる人がいる」ということが証明していると思う。
昔のサッカーがそうであってように、メジャーなスポーツになってしまうと応援することがなくなるような。
あまり注目されてないスポーツにこそ、面白みを見出すことができる人が多いということも。

つまり、すべてのスポーツがメジャーである必要性はないのかもしれない。

映画というジャンルにおいても「ハリウッド」や「アングラ」のように住み分けができていて、そのすべては興行的にも成り立っている。(支えてくれる人がいるのである)

サブカルにこそ映画の本質があるという言葉のように、マイナースポーツにこそアマチュアリズムの精神が生きているということなのかもしれない。誰かに支えてもらわなければスポーツが出来ないというのはそれはもうプロであって、働きながら自分の力でオリンピックに出てもいいと思うのです。

ただ、オリンピックに出て活躍することが目的なのであれば確かにお金も必要かもしれない。
けれど、それはすべてのスポーツがプロでなくてはいけないという極論には結び付かないのではないだろうか。

サブカルな面を捨てないで、如何にして世間に認知されるか
そのためのニッチ戦略だと思う。

そこである程度人気が高まっていけば「プロ」という選択肢も見えてくるかもしれない
(ニッチな部分を持ちながら・・・という難しい選択ではあるけど)

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スポーツにおける戦略を考えてみる・・

今マーケティングの本を読んでいて、「サッカーってマーケティングに成功してるなぁ」って改めて思った。

思いつきで考えたものなので、飛ばし読みして下さい^^ゞ

「泥臭いイメージだったサッカー(Jリーグ)は、開幕戦にあったようなきらびやかな演出でサッカー人気が上昇した」
というのは間違い。

演出によってサッカーに対する関心は広がったけど、それはスポーツの持つ本質とはかけ離れたものでしかなく、それだけではサッカーの本質は伝えることができない。そこに「ドーハの悲劇」が加わって「関心+スポーツの持つドラマ性=サッカーの人気」に繋がったんだと思う。

今まで競合していた(シェアNO.1だった)野球が長く続きすぎて、人はそれに代わるものを求めていたのも一因。そこに「ワールドカップ予選」っていう武器をつかってスポーツの持つ「ドラマ性」を伝えることで、日本にサッカー人口を増やすことができた。

ここまでは(アメリカにいけなかったことも含めて)成功だったと思う。

でも、そこでの失敗はJリーグに過剰な人気が出てしまったこと。
そして、その人気を支えていた「人のニーズ」を見抜けなかったこと。

Jリーグバブルでサッカーを見ていた人はスポーツの本質を知っていたのではなく、「今、流行のサッカーに関心のある(流行に乗り遅れていない)自分を演出するための手段としてサッカーを見ていた」っていうことに気づかなかった。そして多くのクラブは、収入を長期的な投資として利用することができず、人件費に費用を掛けすぎてしまった。
周りにある鎧(イメージ)で観に来ているお客に気づかずに、本質を観客に伝える努力をしてこなかった。

川淵キャプテンは先見性を持って、このブームの一過性を見抜いていたけど、それを止めることが出来なくて、チームは解散・合併してしまった。でもまずは最初の結果を残すことは出来た(フランスワールドカップ出場)

しかし、このままで終わってしまうと、それは野球と同じ失敗を歩むことになる。

次のステップとしてサッカー協会は「スポーツのドラマ性」や「選手の人間ドラマ」といったゲームや選手に左右される一過性のニーズで人を惹きつけるのではなく、スポーツへの参加によって自己実現(人のつながりや生き甲斐)を図ることによって、永続的なニーズを提供できるような戦略を進めている。

まとめると・・

1・サッカー協会の目的 = サッカーの普及
  
2.そのための戦略

ステップ1 今までのスポーツにないような華やかさによるイメージアップ(Attention)
      キーワード「Jリーグ」   

ステップ2 試合(または選手)のドラマ性を伝えることによる観客の増加(interest)
      キーワード「日本代表」

ステップ3 サッカーによる、人の自己実現を図る(desire)
      キーワード「地域密着」

今、ステップ2からステップ3に向かってきている

なんで人はスポーツを観るのか?
人はスポーツに何を求めているのか?

求めるものは日々変わってきている。

今の人間ドラマや、試合のドラマ性をウリにしているテレビ中継に嫌気がさしてきた人が出てきている。
だた、まだまだスポーツに「かっこよさ」や「人間ドラマ」を求めている人が多いことも事実。

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将来の夢



新1年生の夢、男子はサッカー選手
 この春、小学校に入学する男子の人気職業はスポーツ選手が32.2%と過去最高を記録。
 種目別ではサッカーが初めて6割を超え、2割余りの野球を大きく引き離した。(yahoo)

「自分の好きなことをしていてお金が貰えて、そして自分が人に喜びや夢を与えることができる職業」

それがスポーツ選手。

でも、今のスポーツ選手は子供達に夢を与えることができているのだろうか?
「小学校1年生」を対象にアンケートをとっているからこういう結果になったんだと思う。
一年生にとってはスポーツ選手の良いイメージが強くて、スポーツ選手が人気職業になったんやと思うけど、
たぶん年齢が上がるにつれて見えない部分「待遇」や「怪我」であったり「年棒」に目を向けてくる。

それは隠れている部分であり、ちゃんと見なくちゃいけない部分。
サッカーに関して言えば多くの新入団選手が一年か二年以内にやめてしまっている。野球でも何年も芽が出ないでやめなくてはいけない選手は多いと思う。

そういった意味でスポーツ選手をステップアップの手段として考えることができる選手が出てくれば
スポーツ選手のイメージ(実体も)変わってくる。

全員が全員解説者になっていたら、現状は変わらない。

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サッカー日本代表について考える

ジーコや中田を論じる前に考えなくてはいけないのは
「サッカー日本代表とは一体誰のものなのか?」ということ。

それはやっぱり
日本代表とは「日本サッカー協会に対して何らかの利害関係のある人のもの」だと思う。

うちら日本人がブラジル代表監督のことをとやかく言うことはできないけれども
日本代表に対しては何らかの意見を持ち、それを発言する権利がある。
そして代表の方針を決める人達は、その発言には耳を向けなければいけない。

日本サッカー協会は日本におけるサッカーの普及によって国民の心身の発展に寄与する組織であり
それを象徴化するのが日本代表だからである。

しかし、今その声は届いておらず
一部のスポンサーとマスコミと協会の声しか届いてはいない状況である。

代表監督選考や代表の方針に関して
日本に住む多くの人の声は届いておらず、そのためのシステムもない。

日本人というカテゴリーが曖昧であれば、日本サッカー協会登録選手証を持っている人ならば
サッカー協会または日本代表に関する決定権の一票を持っているはずではないのか?

今その声が大きくなろうとしている。

しかしその声はまだ小さい。

「ワールドカップで優勝できるのはサッカーを愛する人が一番多い国だから」

サッカーを愛している人は
日本にはまだ少ない。

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